■輸入盤CD規制問題(8)
先日この問題に関して業界の友人といろいろ話したところ、どうやれば事態の最悪化を止められるか、という点について、いくつか示唆的な意見が出てきた。酒の席での思いつきみたいなものだから実現性は疑問だし、もしかしたら根本的に勘違いしている可能性もあるが、とりあえず4日のシンポジウムに向けて、話を整理しておく。
まず、日本向けの輸出盤が制限され、アメリカでのCD生産量が落ちることになると、アメリカのCDプレス工場で働く人たちの仕事量が減る可能性がある。日本向けの輸出盤が全生産量のうちどれぐらいの割合なのかわからないが、工場従事者の賃金に響くほどの割合なら、日本への輸出制限は、アメリカの労働者の権利を侵害するものとして問題になるのではないかという見方。このあたりの事情に詳しい人に、意見を聞いてみたいところ。
それからもうひとつ。今回の件をアメリカやイギリスのメジャー・アーティストに直接訴え、アーティストからレコード会社に圧力をかけてもらうという手もある。実際アメリカ盤が売れようが日本盤が売れようがアーティストの取り分がさほど変わらないのであれば、アーティストによっては真剣に話を聞いてくれるかもしれない。自分の取り分が変わらないのであれば、できるだけ安い値段でCDを売りたいと思うアーティストは多いはずだし、こういう問題で自らのユーザー・フレンドリーな姿勢をアピールしたい人もいるはずだ。ブライアン・メイが日本のファンからのメールでCCCD問題を知り、自分のウエブ・サイトで抗議したという例もあるし、やってみる価値はある気がする。
4日のシンポジウムに関して、もう一度告知しておく。もちろんぼくも行くつもりだが、かなりはやめに行って並ばないと、入場できなくなる予感……
選択肢を保護しよう!!
著作権法改正でCDの輸入が規制される?
実態を知るためのシンポジウム
期日:5月4日
場所:新宿ロフトプラスワン
時間:午後1~3時
入場無料/ドリンク代500円のみ御負担ください
司会進行:ピーター・バラカン
パネラー:
民主党 川内博史議員
音楽評論家/HEADZ代表 佐々木敦氏
輸入盤ディストリビューター、リヴァーブ副社長 石川真一氏
イースト・ワークス・エンタテインメント 高見一樹氏
音楽家 中原昌也氏
ビルボード誌日本支局 スティーヴ・マックルーア氏
「REMIX」誌スーパーバイザー 野田努氏
音楽評論家/エンジニア&プロデューサー 高橋健太郎
この催しは三人の個人有志のみによって運営されます。いかなる団体とも無関係です。
なお当日はストリーミング中継もあり。こちらを参照。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16717/525058
この記事へのトラックバック一覧です: ■輸入盤CD規制問題(8):
» シンポジウムがネットラジオで聞ける! [aauw_blog]
関西にすんでいるから行けないと思っていたが、小野島 大氏のblogによると下記のイベントを当日ネットラジオで生中継するそう。詳しくはコチラを参照。ただ、定員は1... [続きを読む]
受信: 2004.05.02 15:46








コメント