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2004.09.30

■やることいっぱい

 またも更新をさぼってしまいました。読者の方から、生きているのか死んでいるのかという問い合わせもあり。すまんことです。ここのところ、なんだか仕事が立て込んでるんですが、これから年末にかけてさらに輪をかけて忙しくなりそう。

 今週もいろんなことがありました。まず、ソニーがCCCD(レーベルゲートCD)から全面撤退を正式発表。
 
 気になるのはCCCDで出した商品のCD-DAでの出し直しですが、市中在庫の関係もあり、来年の6月ぐらいからという噂。ぼくが監修した『Fine Time』もなるべく早めの出し直しを期待(できれば、第2弾の発売日である来年2月)したいところですが、当然ほとんどのアーティストがCD-DAでの出し直しを希望するでしょうから、『Fine Time』だけ特別扱いというのは難しいかもしれません。もちろん、強く希望はしておきますが。

 それから輸入権問題。文化庁が、輸入禁止期間を4年間にする方針を打ち出してきました。多くのCDが発売後1年もたたず生産中止になってしまうわけですから、4年間の輸入禁止期間の間にそれらのCDが実質的に入手困難になる可能性があります。リスナーにも、著作権者にも利益にならないこんな長い禁止期間を容認するわけにはいきません。さすがに日本レコード協会が主張してきた7年間よりは短くなってますが、私たちが文化庁に要望を出した「半年間」に比べれば、まだまだ長すぎます。
 ところが文化庁は、この件に関するパブリック・コメントを募集しています。ということは、世論の反応次第ではこの期間は長くも、短くもなるという可能性があるということ。また関係者のねつ造コメントによる組織票に負けないためにも、ぜひパブコメを書いて文化庁あて送ってください。10月13日の締め切り日までが、山場です。

 そしてお知らせをいくつか。音楽ライター養成講座。昨日、4月期が終わりました。来週水曜から、はやくも10月期の開講です。お申し込みはおはやめに。

 ボロフェスタ'04 @ 京大西部講堂(京都) で、高橋健太郎さんとトーク・セッションすることになりました。お題は『Free Music Watchdog 音楽をする自由、聴く自由について』。

 主催者によれば「音楽業界を震撼させた輸入盤規制法案。それはまた、音楽好きが初めて集まって自分達の権利を守ろうとした瞬間だった。その流れは、今Free Music Watchdog となって終わるのではなく残す事に成功した。その主催であり、フリーライターの高橋氏と小野島氏が、現音楽業界の問題を指摘し、これからを鋭く語る」トーク・セッションだそうです。
 ボロフェスタ自体は10月9日(土)から3日間やってますが、ぼくたちの出番は10月11日(祝)です。出番の時間などはまだ聞いてません。フェスは、日程があれば、1日目からがっつり見ようかと思ってます。地元で見る赤犬っていうのも、盛り上がりそうだしね。関西のみなさま、お時間があればぜひ。

 それから。再来週の金曜、10月15日に「bring the noise! vol.5」がおこなわれます。今回も「ベタなロックで飲んで踊って大騒ぎする」というコンセプトで、にぎやかにやりたいと思います。

0410.jpg

「Bring the Noise」
10月15日(金)PM10:00~
場所:三軒茶屋DUNE
チャージ:300円
DJ=おだゆみこ
森田真功
tag
小野島大
小原敬儀
24no
いっしー
★コウキ★
ねこねこ
植木孝之
石井恵梨子
OZZY
増田勇一

今回もDJ14人態勢で臨みます。あと1名ほど追加発表の予定。乞うご期待!

それから、ご要望のあった野球問題に関しては、プレーオフが終わってから書くことにします。あ、万が一我が日本ハムが優勝したら、日本シリーズ後ということで、ひとつ(笑)。


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2004.09.24

■誰が「音楽」を殺すのか?

killingmusic.jpg
 下記イベントにおこしいただいたみなさん、ありがとうございました。最後まで客層が読めず選曲には苦労しました。なかなかいつもいつもうまくいかないものです。次は10月15日(金)の「bring the noise!」です。詳細後報。

 エイベックスに続きソニーもCCCDから撤退の意向とか、ソニーのポータブル・プレイヤーがMP3をカヴァーするようになるとか、ここ3ヶ月で輸入盤の価格が上昇を続け、ついに平均2000円の大台に乗り、この調子でいくと来年の3月か4月には国内盤の価格を追い越すとか(HMVとタワーの通販価格。アマゾンは横ばい)とか、例の「レコミュニ」の動きとか、あれこれ激動してますけど、まさにどんぴしゃのタイミングで発売された津田大介さんの著書『誰が「音楽」を殺すのか?』

 現状の音楽産業を取り巻く問題点を輸入権、CCCD、違法コピーとファイル交換、配信サービスといった面からさまざまに検証していく。いまは音楽産業にとって大きな変わり目の時期というのはみな感じていることだと思うけど、現状を把握し、これからどのような方向に向かっていくか(いくべきなのか)考えるには絶好のテキストと言えるだろう。読みやすいし。前述のようにとにかくさまざまな動きが同時多発的に(お互い結びつきながら)、しかも素早く起こっている時期だけに、執筆時点の状況と若干のタイムラグが感じられるが、それはそれこそ津田さんの「音楽配信メモ」で随時チェックしていけばいいでしょう。

 で、例のレコミュニですが、お誘いをいただいたのでβ版に参加、バグ出しやらなにやらをお手伝いしているところ。β版だからまだまだインターフェイスも含め未完成ですが、でもこれは楽しいかもなあ。なんか、友だちにあれこれ自作のコンピレーション・カセットをあげる感覚というか。いや、ちょっと違うんだけど、たとえば廃盤になって入手困難ど、中古盤屋でもオークションでも高値でなかなか手を出せない、でも再発される様子は全然ない、なんてアルバムを、許諾さえとれれば誰でもアップロード→ダウンロードできるわけだよ。もちろん著作権者には正当な報酬が入る。既存のレコード産業がまっさきにやらなきゃいけない文化財としてのレコードの保護・保存を、ユーザー自らお手伝いできる。正式版スタートまでまだ一ヶ月ぐらいありますが、期待していていいと思います。

 今週末は友人の結婚式で名古屋へ行きます。サラリーマン時代に名古屋に単身赴任していたのはもうずいぶん昔のことになってしまいましたが、街並みもずいぶん変わってしまったんだろうなあ。名古屋のみなさん、お会いできるようならぜひ。

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2004.09.17

■ニルヴァーナ・ボックス

 発売日が正式決定の模様。未発表ライヴ映像が気になる。

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■明日です

◎9月18日(土)Moving On vol.5 @ Club Que (下北沢)

開場/開演23時30分(オールナイト)
チケット代金 前売り/2,300円(1D付) 当日/2,500円(1D付)
問い合わせCLUB Que 03-3412-9979
DJ:ササハラ( Spangle call Lilli line ) /tatsu(レピッシュ)/デスベッド(インビジブルマンズデスベッド)/伊東真一(SPARTA LOCALS )/小野島 大(NEWSWAVE) /TOGASHI(NOON RECORDS)/LIVE:にせんねんもんだい 
*小野島の出番は25時45分~26時30分

お待ちしております!タイムテーブルはこちら↓

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2004.09.15

■A Tribute to New Wave

 今年の2月にぼくが監修して出した日本人アーティストによる80年代ニュー・ウエイヴのカヴァー・アルバム『Fine Time ~ A Tribute to New Wave』はおかげさまで大好評だった。で、その第二弾をやることになった。発売日は来年2月。第一弾からちょうど1年後の発売となる。

 で、このアルバムに収録する音源の一部を一般公募することになった。もちろんプロアマ問わず。カヴァー対象は、日本以外のニュー・ウエイヴ一般。ただしカヴァー対象アーティストのだぶりを避けるため、第一弾で取り上げられたアーティスト、および第2弾で取り上げられる予定のアーティストは対象外となる。また収録時間の関係で、演奏時間は5分以内厳守。我こそはと思わん方は、ぜひ参加してみてください。締め切りは11月8日必着。詳細はリンク先を参照。

 発表できるのはもう少しあとになるが、そのほかの参加アーティストも、80%ぐらいは固まった感じだろうか。前回は割合エレクトロニカ寄りの音が中心となったが、今回は全体にもう少し肉体性の強い仕上がりになるかもしれない。もちろんぼくが自信を持っておすすめできるアーティストばかり。まだ音はあがってきていないが、前回に勝るとも劣らぬ仕上がりになると確信している。 まだ発売はだいぶ先ですが、楽しみにしていてください。なお今回は洋楽再発企画との連動はいまのところ予定していません。

 

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2004.09.13

■更新頻度激減

 ある事情でブログの更新頻度激減中。いかんとは思ってるんですが………

 10日(金)は、渋谷で打合せのあと吉祥寺でもう一軒打合せ、それから友人数人と吉祥寺のロックバー「酔舎」に行く。いろいろなアーティストの写真やジャケ写がペタペタ貼ってあって、いい感じで古びた店。70年代のロック喫茶って感じで、駅から離れているせいか世間の流れから取り残されてる感じが良。

 そして近くのbar dropに移動。下の「Teenage of the Year」へ。大盛況で驚く。それも男ばかり(笑)。やはり森下くるみ効果か? ネット上の知り合い、リアルの知り合いも多数。森下嬢はブースの横からちらりと横顔を見たぐらいだったが、彼女が出てきた瞬間のフロアの異様な雰囲気がすごかった。みんな携帯カメラでとりまくってるし。そのあとのシークレット・ゲスト(女子向けの超有名人。事務所に内緒で来てるので、終わったあとも、名前を出したらマズイらしい)の盛り上がりがまたすごく、大ネタの連発で、ついには即席のトラックをバックにラップまで披露。このアガりまくった雰囲気で次にプレイするのはかなりやりづらかった。ひたすら落とさないよう落とさないよう、大ネタばかりつないで、なんとかカッコはついたかな。おかげさまで好評だったようで、終わったらいろんな人に褒められた。娯楽に徹した甲斐がありました。盛り上げてナンボですから。雰囲気を壊さないで良かった。ハコのムードも悪くないし、いいパーティーなんじゃないでしょうか。オーガナイザーの人のリポートはこちら

 翌11日はカサンドラ・ウィルスン@ブルーノート。久しぶりに見たけど、ほんと、いい意味でオトナのライヴ。抜群の技量ですごく高度なことやってるのに、余裕たっぷりでリラックス。見る者に無用の緊張感を与えない。ご本人のヴォーカルもさることながら、バッキングが素晴らしかった。

10日のセットリストはこちら↓

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2004.09.10

■今週末です

teenage of the year

2004 09 10 (fri) OPEN/START 23:00
\2,000 (1d)
吉祥寺bar drop

[DJ]
小野島大(音楽評論家)/ 森下くるみ / 小田隆之(Hi-5)/ 坂井ノブ / サガラノブヒコ / 大坪ケムタ / 飯田和敏 / ケンサク / マル / 佐藤譲 / 吉岡たく...and more
[VJ]
久保田テツ

 今週金曜に迫ってきました。お待ちしてます。

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■岡村靖幸@ZEPP東京

 公取のCD流通懇談会とか(まったくもって時間の無駄だった)、ジョン・レノン試聴会とか、いろいろあったけど書くタイミングを逸してしまった。

 ということで、9日(金)は岡村ちゃんである。ちょうど1年前に7年ぶり復活ライヴを同所で見て、大感激した覚えがある。そのときのことは日記に書いた。で、今回はというと………完成度の高い、いいライヴだったとは思うけど、1年前のようなマジック、奇跡はついに起きなかった、というところか。

 1年前の日記に書いた通り、岡村は動きももっさりとして声も出ていなかった。というより、7年ぶりのツアーということでリハビリ途上、手探りでライヴをやっていたのが明らかだった。ステージ上の岡村はどこか自信なさげで、おどおどしているようにさえ、見えた。でっぷり太った体型もぶざまで、通常であればボロボロになってしまいかねないライヴを救ったのは、ファンの声援だった。とにかくぼくはあれほどまでに暖かい観客を見たことがない。いかに彼らが切実に岡村を愛し、必要としているか。自分たちが彼を助け、支えてあげなければいけない、そんなひたむきな思いが会場全体に満ちあふれていて、その思いを受けるようにしてライヴ後半になると心なしか岡村の動きにキレが出て、声も出るようになって、次第にパフォーマーとしての自信を取り戻していくのが、手に取るようにわかったのである。実に感動的な体験だった。観客とアーティストが完全に一体化した、ある種の奇跡をみるような思いさえ、したのだ。

 ところが新作を完成させ、ふたつの大きなフェスティヴァル出演を経て満を持してスタートした今回のツアーでは、1年前のような自信なさげな様子は微塵も感じられない。もちろん全盛期に比べればダンスの動きは劣るし、とくに初期の曲だと声も出ておらず音程も不安定。とはいえ、1年前に比べればはるかに現役感あふれ、なによりステージ上の振るまいが堂々として、確信をもって観客を引っ張っていく様子はさすがエンタテイナーと感心させられる。もちろんバンドの演奏にはソツがなく、PAの出音の良さは特筆ものだった。見事に完成度の高いショウだったのだ。だから観客は安心して岡村の世界に身を委ね、楽しむことができたはずだ。

 だが、だからこそ、そこには1年前のような観客とアーティストの幸福な一体感はなかったのである。1年前は、岡村をバックアップしようという思いがあふれていてあれほど感動的だった「だいすき」や「Out of Blue」の大合唱も、今回はどこか<お約束>めいていた。そこには送り手と受け手というごくありきたりな関係があった。言い換えれば1年前のライヴは観客が主役だったが、今回は岡村が主役で、観客はただそこにいるだけだった。

 もちろんそれはそれでコンサートのあり方として全然間違ってはいない。岡村のライヴは毎回ほぼ同じような構成で進行する。音楽的にも、もはや新機軸は求められない。いわば様式美、伝統芸能であると言える。だがおそらくこの日集まった観客のほとんどはそんな岡村を良しとして、素直に身を委ね、満足して帰途についたはずだ。

 だがぼくはそれでは物足りないのだ。1年前の幸福な一体感は、状況的に二度と起こりえない奇跡だとしても、ここでこういうふうに観客とのお約束な関係に安住してしまっているようなのが、なんとも物足りないのだ。観客をぐいぐいと引っ張り、置き去りにして暴走していく岡村を見たいのだ。このっまでは岡村はお決まりのルーティンワークを繰り返すだけでよしとする怠惰な芸人にすぎない。

 高望みであるのかもしれない。9年間もアルバムを出せず苦悩した結果、ようやく達したのが現在の境地であるなら、それ以上注文をつけるのは酷かもしれない。

 だが、ファンであるからこそはっきり言わせてもらう。「こんなもんじゃねえだろ!」

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2004.09.06

■ニルヴァーナ・ボックス

 ついに出るか? つか、コートニー・ラヴ次第?

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2004.09.03

■フェイセズ

 再結成?

 ほう。

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2004.09.01

■想い出波止場

 待望!新作登場。

 今度もfeaturing DJおじいさんなのかな?いよいよ関西人脈の動きが活発化してきましたね。楽しみ楽しみ。

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