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2004.12.10

■ROSSO@リキッドルーム

 12月8日(水)

 ひとことで言えば、成熟したオトナの男のロック。メンバーのたたずまいから演奏まで、逞しい筋肉質のエネルギーを迸らせるようなドスの効き方で、久々にぼくは震えながら見ていた。
 ミッシェル・ガン・エレファントというバンドはある種の学生バンドっぽさというか、青年期的な「甘さ」「脆さ」があって、そこが魅力でもあり、またミッシェルというバンドに永遠に成熟しない、一種のモラトリアム的な弱さを与えてもいたと思う。だが新しいROSSOにはその「甘さ」がまったくといっていいほど、ない。ミッシェルが仮性包茎気味なら、新生ROSSOは完全に「ムケて」いる。メンバー・チェンジ前のROSSOは、そのどっちつかずな中途半端さがあったが、元フリクションのふたりの加入で、それは完全に払拭された。もちろんチバユウスケの成長も大きい。百戦錬磨のメンバーにもまれることで、自分の中にあったある種の甘えを払拭できたのだと思う。

 ただミッシェルでのチバのモラトリアムな青春性に惹かれていた人は、おそらく新生ROSSOからは離れていくと思う。会場にはいつになく男の姿が目立ったし、これからその傾向は加速していくはずだ。そしてこのチバの変化はおそらく不可逆的なもので、もし万が一ミッシェルの再結成が今後あったとしても、以前と同じミッシェルではありえないだろう。青春は二度と帰らないから青春なのである。
 
 レコードもかなりの出来映えだったが、ライヴはおそらく多くの人の想像を超えるような壮絶なものだ。来年から始まるツアーは必見だろう。

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コメント

そうですか。ムケましたか…。

投稿: 毒蝮麭麺 | 2004.12.12 11:45

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