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2005.05.28

■おっさんウィーク

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 23日月曜は午後一番でエイドリアン・シャーウッド(48歳)の取材。10年以上前に一回取材して以来2度目。エネルギッシュでよく喋る。マーク・スチュワートは新作の録音を終えていて、いまエディット中だそう。はやければ秋ぐらいに出そうだ。

 同日夜はカエターノ・ヴェローゾ(63歳)のライヴ@東京芸術劇場。
1)最初のほう、とくに1曲目の歌い出し、音程がかなり危うくて、ハラハラした。暖気運転が必要なタイプなんだろうか。
2)生音を前提とした会場のせいか、反響音がきつくて辛かった。1階の前のほうなら気にならなかったんだろうけど………

 以上2点が唯一の瑕疵。客席とのコミュニケーションはかなりぎこちなかったけど、あれはぼくも含む観客が、一音たりとも聴きのがすまい、おろそかにすまいと息を呑んで見守るその緊張感ゆえだろう。あんな張りつめた雰囲気の会場でやるのは、御大もかなり戸惑ったのではないだろうか。「カム・アズ・ユー・アー」は、やっぱり歌わせたかったんだよね? 

 25日水曜はカエターノ・ヴェローゾ(63歳)のライヴ@東京国際フォーラム。23日のライヴの瑕疵=音響、客のマナー、序盤の音程の不安定さは完全に一掃されていた。つまり完璧なライヴ。おそらく、今年これ以上のライヴを見ることはないだろうから、今年のベスト・ライヴは決定。至福の2時間でした。オレも15年後にはカエターノのようになりたい(妄想)

 26日木曜は、なんと朝11時からカンのイルミン・シュミット(68歳)の取材。今度カンの旧譜のリマスター紙ジャケがPヴァインから発売されるので、プロモーションで来日しているのである。年齢も見た目もおっさんというよりはおじいさんだが、温厚な人で、これまたよく喋る。会話の内容も面白かった。それにしても午前中からの取材なんて、レイ・ディヴィス(キンクス)以来。年寄りは朝がはやいわ。 写真は「一番好きなアルバムにサインしてください」とお願いしたもの。「1枚は選べないよ。ジャケが白いから、これにしておこう」と言ってましたが。

 27日(金)はThe Back Horn@ZEPP東京。おっさんウィークの真っ最中、唯一の若手? 
 このバンドにはよく取材してるけど、ライヴに関してはいつも何かと重なっていて、見るのは1~2年ぶり?(野音も確かWIREかなんかと重なって見ていない)
 当然のことだけど、バンドとしての成長が著しく、眩しいほど。初期のころの、とくにヴォーカル山田のぎこちないパフォーマンスとは雲泥の差だったが、といってヘンに手慣れたものでもなく、彼ららしいパッショネイトでエモーショナルな激しさはまったく失われていない。スキルの向上は当然として、キャリアの積み重ねで失われるはずのある種のピュアネスを損なわず保持しつづけているのは、素晴らしいことだ。ぼくがこのバンドでもっとも興味深く思う人物は菅波gだけど、彼が「ここで演奏してるよりも、お前ら(観客)の顔見てるほうが好きかもしれない」という意味のことを言っていた。彼およびこのバンドのキャラクターがよく出た発言だと思う。
 とにかく終始全力疾走しているような力の入った演奏ぶりで、よく体力が続くものと感心する。観客の反応も熱狂的だ。ぼくがもう15歳ぐらい若ければ、もっとのめり込んで応援していたろうな。なぜかライヴの最中は「がんばれ元気」のことが思い出され、名場面を思い出しながら反芻してみたり。

 そして今日はこれから、中村達也(40歳)率いるロザリオスのライヴ@日比谷野音に行ってきます。30日(月)はピエール瀧(38歳)スチャダラANI(37歳)の取材の予定。おっさんは元気です。

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