« ■『Fine Time』第一弾(キューン版)ようやくCDDAで再発 | トップページ | ■電気スチャ »

2005.08.05

■すっかり更新が滞ってました

 今年頭の地獄のような多忙期に比べれば、ずっと余裕があったはずですが、なかなか更新できずすいませんでした。

 ここ半月ばかりの私の動きを簡単に記しておきましょう。


7月15日(金)コントーションズ、RECK+大友良英+中村達也@代官山ユニット

 「朝日新聞」はじめ絶賛されていたコントーションズですが、私には、エンタテイメントとしてもアートとしても、なんとも煮え切らない中途半端なものに映りました。みんな過大評価しすぎです。4月のニュー・ウエイヴ・トリビュートのライヴ以来となったレック・トリオは、今度は全曲フリクションの曲のみを緻密なリハーサルを積んでプレイするという、本気度の高さを感じさせるもので、実際すさまじいものでしたが、PAのバランスが著しく悪く、それが本当に残念でした。ZAKなど、ちゃんとレックの音楽をわかっているエンジニアを起用していれば、また印象は違ったはずです。そういえばコントーションズもPA、悪かったな。

7月16日(土) メタルチックス、ASA-CHANG&巡礼、にせんねんもんだい、Kiiiiiii@渋谷LUSH

 メタルチックスはバッファローのシュガーと元DMBQの吉村のデュオによる「メタ・ヘヴィ・メタル」的なバンド。かっこよかったです。にせんねんもんだいを見たのは2回目ですが、さらに良くなってました。女ジス・ヒート! Kiiiiiiiは一部で話題になってるようですが、オレはダメかな。あざとさが鼻につきすぎ。あふりらんぽやマイアミのほうがずっと好き。ASA-CHANGはいつのも通りのマイペース。

 で、終わったあと特急でWIRE05@横浜アリーナへ。着いたのが808が始まってすぐだったので、卓球やRYUKYUDISCOやヨリス・ヴーンは見逃してしまいました。もちろん楽しかったんですが、とにかく観客が若すぎて、なんだか甚だしいギャップを感じてしまいました。フジ・ロックなんかと比べても、客の世代交代、新陳代謝がよりいっそう激しく進んでる感じ。それ自体はもちろん悪いことではないですが、なんだか私のような年寄りは年々居場所が狭くなっていくような、そんな寂しさも感じました。

7月17日(日)ロック夜話@高円寺円盤
 おかげさまで過去最高の動員を記録、ゲストの大友良英さんにもノリにのって面白いお話をたくさんしていただきました。大友さん、そして来ていただいたみなさん、ありがとうございました。
 次回は9月18日(日)19時~。ゲストは、最近は元ミッシェルガン・エレファントのクハラカズユキとの新バンド結成というニュースも伝わっている、dip / pharmacyのヤマジカズヒデです。ヤマジさんの愛聴盤を聴きながら、その音楽的背景を徹底的に探っていきます。お楽しみに。ヤマジ君、喋ってくれよ~

7月18日(月) 勝井祐二+大友良英@吉祥寺マンダラII
 この4日間で3回目の大友さんです。勝井さんとのデュオは、私も去年参加したドイツのメールス・ジャズ・フェスティヴァルの名物、「in the dark」と言われるダーク・テント・セッションの再現。会場を完全な暗闇にして、そのなかでの即興演奏を楽しむというもの。視覚が奪われる中、聴覚だけが研ぎ澄まされていく感覚は独特で、じつにスリリングな体験でしたが、今回も我が国きってのインプロヴァイザーがふたり、丁々発止のやりとりを聴かせてくれました。大友さんはあまりギターを弾かず、手製の新楽器?のようなものを主に演奏していたようです。かなり攻撃的なセッションでしたが、先日、やはり暗闇の中で見たオウテカのような恐怖感はなく、おふたりの人柄を反映してか、むしろ温かく安心感を感じたのは面白い体験でした。

7月22日(金)
 ポリシックス新作のパンフレット用取材のあと、ミート・ビート・マニフェスト@代官山ユニット。近作ではジャズ/ダブ色濃い渋いエレクトロニカ路線でしたが、今回は古い曲もたくさん、われわれの知るミート・ビート・ワールドを展開。映像と音のシンクロは驚異的で、すごい体験でした。PAの出音も、前週のコントーションズのときとは大違い。ダンス・ミュージック向きのハコなのかもしれません。

7月24日(日) 坂本龍一@ZEPP東京
Scan10099
 10年ぶりというバンド編成のライヴ。ギターは小山田圭吾です。朝日新聞でライヴ評を書き、掲載済です。



 会場ではムーグ山本やまりんこと砂原良徳の姿も。まりんの新作は来年で、ライヴも考えているそうです。ここまで待ったら、覚悟決めていつまでも待ちますよ、ええ。その代わり必ずいいものを作るように!


7月28日~8月1日 フジロック
 3日間とも雨が降るという最悪の展開、おまけに携帯がイカれて、仕事使用のためやむなく中抜けして近くのドコモ・ショップまでクルマで往復2時間かけて機種変しにいくというひどい目にも遭いましたが、それで楽しさが損なわれることがあるわけもなく、今年も堪能しました。イベント評は例によってミュージックマガジンの次号(9月号)に書いていますから、そちらをお読みください。見たものは………

1日目:マスター・ロウ→ユア・ソング・イズ・グッド→スカ・クバーノ→風味堂→ケイク(ここで大豪雨。携帯が逝く)→中抜けして近くのドコモ・ショップへ。往復2時間→コールドプレイ→クレイジーケンバンド→ROVO→忌野清志郎→赤犬

2日目:シガーロス取材→スカパラ→アンプ・フィドラー→ギャング・オブ・フォー→ベック→ファットボーイ・スリム

3日目:あふりらんぽ→オーシャンレイン→ケムリ→ゴー!チーム→おおはた雄一→ソウル・フラワー・ユニオン→エゴ・ラッピン→オアシス広場でロス・ロボスを見ようとするが出番が大幅に遅れ断念→フューチャーヘッズ→ロイクソップ→モービー→マーズ・ヴォルタ→シガー・ロス→プライマル・スクリーム→赤犬

 ほんのちょっとしか見てないものも入っているので、フルで見たのはもっとぐっと少ないです。ベストはシガー・ロス。次いでフューチャーヘッズ、ロイクソップ、ギャング・オブ・フォー、アンプ・フィドラー、マーズ・ヴォルタ、スカ・クバーノ。ROVOも気合い乗り最高で良かったですが、まあいつも見ているので。例年以上に見たかったバンドがいくつも重なっていて、だいぶ悔しい思いをしました。

 さて、ITMS日本版の開店などおもしろいニュースも飛び込んできた今週末はロック・イン・ジャパン・フェスですが私はパス。来週末のサマソニ、再来週末のライジング・サン・ロック・フェスティヴァル、その次のメタモルフォーゼに向けて、体力を温存しておくことにします。

|

« ■『Fine Time』第一弾(キューン版)ようやくCDDAで再発 | トップページ | ■電気スチャ »

コメント

ご無沙汰しております、毒蝮麭麺です。
坂本龍一と小山田圭吾っていうと、スケッチショウつながりということでいいんでしょうか。

投稿: 毒蝮麭麺 | 2005.08.08 10:31

こんばんは、先日TBさせてもらったかがりです。フジロックはかなりステージ移動をしてますね、来年は見習おうと思います。僕は雨と孤独感でずっとグリーンでした。(クラムボンだけ観にいった)ITMS日本版の開店ですか、凄い興味しんしんですね。ライジング、地平線を見てきてください。では。

投稿: 明松@茅蜩 | 2005.08.06 20:55

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16717/5316414

この記事へのトラックバック一覧です: ■すっかり更新が滞ってました:

» でかい世界を♪見え過ぎて笑う@RED MARQUEE [デミーズ球団のブログ]
ちょっとすごいの見つけました。今年のフジロックで。注目先物。爽やかなレッドマーキーのオープニングでした。遅ればせながら。 アナログフィッシュ KISS M-7:BGMを聴けなかったことだけが。 もっとすごいの。見え過ぎて逆に問題になってるんだそうです。 Goog... [続きを読む]

受信: 2005.10.30 01:59

« ■『Fine Time』第一弾(キューン版)ようやくCDDAで再発 | トップページ | ■電気スチャ »