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2005.12.23

■ピクシーズ、コーラル、ONJO、マーキー・ナイト、ロデオ・キャブレイター

 人並みに年末進行でテンパっています。なかなか更新できず申し訳ない。今月に入ってから見たライヴの感想をざっと。

12月5日 ピクシーズ@ZEPP東京
  直前まで行くかどうか迷ってた(というか、仕事が詰まっていて、ほんとならいっちゃいけない)けど、行ってよかった。フジロックの100倍は良かったですね。とにかく曲がいい。来年新作を作るという噂だけど、この名曲群に互する新曲を作るのは、そうとう骨なんじゃないかな。

 会場では、むかしなじみに次々と遭遇。20年以上前に六本木のニュー・ウエイヴ・ディスコに通っていたころの友だちとか、いまはなき某洋楽誌の編集とか、何年もご無沙汰していたライター氏とか。あまりに気分が良かったので、まっすぐ帰って仕事するつもりが、中目黒で痛飲。いい感じで酔っぱらって、帰ってからも、フィッシュマンズの年末に出るDVDのサンプルを朝まで見てしまいましたとさ(ま、取材があるんでこれも仕事なんだけど)。

12月6日 コーラル@品川プリンスホテル・ステラボール
 初めてきたスタンディングのホールで、見やすいし音響も悪くない。聞けば結構以前からあるホールみたいだが、最近になってこういうライヴも始めたようだ。
 確かこのバンドを見たのは2度目かな。ずいぶんうまくなっていて、それでいて学園祭的なカジュアルさは残っていて、とても楽しいライヴだった。このままマイペースで活動してほしい。

12月7日 マドンナ@新木場スタジオコースト

12月10日 ONJO@渋谷duo / 電動のメリークリスマス@池袋ライヴイン・ロサ

 渋谷DUO、初めてきたんだけど、なんとなく見づらい会場ですね。沼田順さんのご配慮で2階の関係者用椅子席で拝見したが、でっかい柱が2本立ってて、どこに座ってもステージ全景が見えない。全景をみるにはフロアに降りて柱の前のほうにまで進まなきゃならないけど、長丁場になりそうだったので、腰痛持ちとしては2階席でおとなしく。おかげでサイボートはステージ向かって左の渡辺琢磨が、ONJOはステージ向かって右の高良久美子さんたちが見えなかった。

 そのサイボート、まあこういうのを好きな人もいるんだろうが、はっきり言ってヴォーカルがニュアンスとか味うんぬん以前の学芸会レベルなので(学園祭、と書かないのは、高校生大学生でもこれよりうまい人はいくらでもいると思うから)、何やっても説得力ゼロ。こんなシロモノを「雰囲気モノ」なんて擁護する風潮は大嫌い。しかも自分の持ち歌なのに終始歌詞カード見てるって何だよ。プロ失格もいいとこ。

 ONJOは素晴らしかった。この日発売のドルフィー『アウト・トゥ・ランチ』の全曲カヴァー・アルバムのレコ発。ぼくはレビューのため事前にアルバムを聴いていたので、レコードとの違いを楽しみながら堪能した。総じてレコードより剛直かつ自在でインプロヴィゼーションが生きている。音のダイナミック・レンジが圧倒的に広く、しかもエッジが立っていて、ひとつひとつの音に全身が刺し貫かれるような快感があった。決して予定調和ではありえない驚きと、的確にツボを押されるような快感。またこれは2階席で各プレイヤーの表情や仕草がつぶさに見えたメリットだが、大友がギターを置いて指揮する曲では、メンバー全員が大友のほうを注視して、大友の指先の動きひとつで、まるで精密機械のように、また生き物のように演奏が展開していく、そのダイナミズムには圧倒された。レコードでもすごかった「ガゼロニ」の芳垣安洋のドラムスには改めて驚嘆。また津上研太のサックスも冴えに冴えていた。いや、いいものを見させていただきました。会場即売の200枚は完売したらしいが、当然だろう。ONJOだけでたっぷり2時間。でも全然長さは感じなかった。沼田さんは開演前「1時間か、長くて1時間半」とか言ってたけどね。

 終わって、会場で会った小山守さんを無理やり拉致して池袋へ。以前飲み食いしたことのある知音食堂へいき、j友人3人と合流。ほとんど会話らしい会話もなく、火鍋、アキレス腱の煮込みなどひたすら辛い本場四川料理を食べまくる。満腹でやや苦しくなった腹をさすりながら、ひとりを除く4人で、安田理央さんのイベント「電動のメリークリスマス」第2部@ライヴ・イン・ロサへ。

 去年はDJとして参加させてもらったこのイベントも今年は16時からの第一部と23時半からの第2部と長丁場。出演者の違いをみてもわかる通り、第2部はひたすら脱力したようなまったりした空気で進行。我が愛しのmiamiだけ見られればいいやぐらいに思っていたのだが、メカノ店主中野さんの秘蔵ビデオ紹介とか、「関西のベック」佐伯誠之助とか、なかなか面白かった。

 場内では日本酒などもふるまわれ、ひたすら酔っぱらいモード。ぼくもかなり飲んだけど、久々に会った友人女性(あえて名を秘す)がそれ以上にすごい勢いで飲んですごい勢いで酔っぱらっていたので、それには負けた。最初から買うつもりだったmiamiのDVDと、酔った勢いで買ったカンパニー松尾のAV-DVDが、この日の戦利品(『オークション02 巨乳ちゃんと不思議ちゃん』ってやつ。これはかなりおもしろかった)。しめて5000円。日本酒もいっぱい飲んだし、知音食堂の勘定が爆安だった(ひとり2000円)のに、結構な散財だった。でも第一部で売り切れてしまったというmiamiカルタが欲しかったよ!

12月17日 MARQUEE NIGHT vol.7@渋谷クアトロ

 「ガールズ・パンク・ナイト」と銘打ち、バッファロー・ドーター、メタルチックス、kiiiiii、にせんねんもんだいの4バンド共演。開演時間を間違え、会場に着いた瞬間ににせんねんもんだいが終わってしまいがっかり。kiiiiiは好きじゃないが(わざとらしすぎ。作為が鼻につく)、続くメタルチックスはシュガー吉永の男らしいメタル・ギター炸裂で、いつもながら痛快。硬質なギター・リフとかツーバスの連打とか、そういうところだけをひたすら拡大して、ヘヴィ・メタルの気持ちいいのは結局ここだだろうとばかりに執拗にリフレインする、その潔さが素晴らしい。吉村由香のドラムのペダルが不調で流れが中断したのは気の毒だったが、シュガーのゆるーいトークがそのぶんたっぷり聴けて、ファンとしては嬉しかったです。最後にやった映画の主題歌曲(未CD化)は、なんだかバッファローにメタル・ギターを入れたみたいな曲だった。

 バッファローを見るのは久しぶり。新作は現在TD中だそうだが、アメリカン・オルタナというか、土臭いローカル・インディーズみたいな匂いが感じられたのが興味深かった。一緒に見た友人(全然バッファローのことを知らない)が、「なんかリハーサルを横で見ているような感じ。客に向かってくるものが感じられない」と言っていたが、まったくその通り。そういうある種の押しつけがましさ、過度な自己主張を排したさりげなさこそが、彼女らの真骨頂なのである。

12月19日 ロデオ・キャブレイター@渋谷チェルシーホテル

 この秋にメジャーデビューしたばかりの3人組。プレスリリースを書いた関係で3ヶ月ぐらい前にライヴを見て、この日が2回目。

 音楽にはブランキーとミッシェルの影響は明らかで、オリジナリティという点ではまだまだだけど、客のことなんか関係なく、ただ爆発してるだけという疾走感は、この手のバンドが好きなら、かなりツボだと思う。ライヴは個人的にはミッシェルの若いころを思い出しますね。最後にテンション高いままマイクを投げつけたりドラムをけっとばして終わるあたりはギターウルフのようでもある(ただしあんな愛嬌はない)。10曲を30分でやってさっさと終わる潔さも気持ちいい。3ヶ月前に比べるとステージ慣れした感じがあったけど、作為やポーズが鼻につくほどでもなく、いい感じ。

 ブランキーがストレイ・キャッツとキュアーとイギー・ポップ、ミッシェルがウエディング・プレゼントとドクター・フィールグッドがルーツなら、この人たちはグランジ以降の感じかな。

 イギリスでもライヴをやって好評だったらしいけど(担当ディレクターが元洋楽にいて、プライマルとかジャミロクワイとかやってたんで、イギリスにいろいろコネクションがあるんだろう)、もし機会があったら見ることをおすすめします。ヴォーカル君、なかなかのイケメンですよ。

 会場のチェルシーホテル、はじめて行ったけど、見やすくてなかなかいいハコ。元テイクオフ7があったとこ?

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