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2006.12.08

■電メリ総括

 糞ココログのなが~いメンテナンスのおかげで更新のタイミングを失ってしまいましたが、先週の電メリの感想です。

  前夜ほとんど睡眠がとれず、リハが終わる2時前ぐらいに到着。主催者の人に「ずいぶんお早いですね」と言われて、やっぱり無理せず出番ギリギリぐらいに来れば良かったかなと少し後悔するが、それでも、これだけたくさんのバンドを見る機会はそうそうないので、全部見なきゃソンと自分を納得させる。
 で、これが大正解。結果的に、最初に出た三つのアーティストが一番良かった。

 最初に出てきたスカイフィッシャーはおととしの電メリでも見ているはずだが、そのときは全然印象に残っていない。だが今回は素晴らしかった。言ってみればディスコ・パンク的な、ギャング・オブ・フォーを思いきりダンサブルにしたような方向性だが、メンバーのテクも2本のギターのアンサンブルもしっかりしているし、リズムも強力で、否応なく乗らされる。以前はもっと速い変拍子中心で、こういうダンサブルな音楽性に変わったのはわりと最近のようだが、とにかく乗せられた。おしむらくはヴォーカルが少し弱い(つまり歌が印象に残らない)ことで、レコードを作るならそのへんが課題になると思うが、ライヴ・バンドとしては現状でも最強と言いきりたい。メジャー・インディーズ問わず、最近見たライヴの中では一番良かったと思う。

 続く佐伯誠之助は、去年の電メリでも見て非常に印象的だった人。兵庫出身で、ギター型のサンプラー?を駆使しながら、ひたすら下ネタを繰り出す、通称「猥褻電子芸術家」。絶対メジャーにはなりようもないアングラ芸の極致だが、その破壊力たるや相当なもので、去年よりさらにパワーアップしたギャグの連続にもう笑い死に寸前だった。ちょっとした仕草やサンプリングのタイミングで笑いととるので、何もしていない無音の時間でも、観客は一言一句一音も見逃すまい聞き逃すまいとして息を詰めて見ているから、場内には妙な緊張感も漂ったりするのがまたおかしい。ひたすら下品、というかガキみたいなジョークばかりなのに、女子が大喜びしていたのが印象的だった。電メリ以外で見たことないけど、また東京に来てほしい。

 3番目はmiami。この日記でも何回かとりあげたが、2年前の電メリで見て以来おっかけてきた女子2人組。ひとりがサンプラー、ひとりがヴァイオリンで、ふたりで踊りながら歌う。言ってみればあふりらんぽとハルカリとパフィーの中間にある何かという感じ。しばらくごぶさたしてる間に新曲も増え、旧曲もアレンジを変えていたが、のほほんとした持ち味は変わらない。トラックがほとんどアタリ・ティーネイジ・ライオットみたいな高速ドラムン・ベースになっているのに、歌は相変わらずのほほんとしていて、そのギャップがおかしい。ずいぶんファンも増えたようで、観客の反応もいい。この日は喋りが多かったが、それがまた可愛い。男子が見ても女子が見ても嫌味なく楽しめる希有な人たちなので、ライヴを見るといいと思うよ。もっと話題になってもいい人たちだが、本人たちに上昇志向が皆無なので仕方ないか。

 このあとに出た人たちはみなよくも悪くもスタイルが固まっていて、それまでの印象を大きく変えてしまうようなインパクトはなかった。とはいえ、そのぶんキャリアに裏打ちされたパフォーマンスは、さすがと思わせるものばかり(首をかしげるようなものもあったけど)。これだけたくさんのアーティストが出たわりに、ハシにもボウにもかからないようなクズが皆無だったのも珍しく、これはブッキングの勝利だと思う。最後まで飽きずに見れたし、主催者の安田理央さん率いるモデルプランツも、自分が見た中ではベストに近い出来だった。ミンカパノピカのゲストでリザードのモモヨさんが来ていたのでびっくり。自分のDJプレイに関しては、ミスが多すぎてやや落ち込む。

 終了は10時半近く。8時間近くたちっぱなし&寝不足で疲労困憊していて、打ち上げは電車が終わる前に失礼させてもらったけど、とにかく楽しめたイベントだった。みなさんお疲れさまでした。

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