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2008.02.24

■A&Vフェスタ in パシフィコ横浜

 下記エントリーのオーディオイベント。ご来場いただいた方はありがとうございました。関係者によると、キャパ120程度の会場で、おそらく150名前後は入ったのではないか→なんと! 瞬間最大風速で340人入場ですと! ありがとうございました!とのこと。動員的には大成功だった。でもイベントとしては…正直、ちょっと不完全燃焼気味だったと思う。来てくださったお客さんには申し訳ない。以下、言い訳です。

 会場に到着すると、思ったよりずっと広い部屋。ちょっとした会議室みたいなところかと予想していたが、会社の全体朝礼でもできそうな広さである。そこに総額1900万超のシステムが並ぶとさすがに壮観。

 しかし音を出してみると問題続出だった。会場の音響レベルが最低。まずはプリアンプのヴォリュームの11時から12時ぐらいの音で出してみたが、床鳴りがひどく、中低域が混濁して、とくにFレンジの広い最近の録音は苦しく、マッシヴ・アタックのような特に低域のブーミーな録音は、正直お話にならないレベルの再生音。おまけに会場が広いため、12時程度のヴォリュームでも「爆音」にはほど遠い。だからといって、それ以上あげようとすると完全に音が破綻してしまう。仕方ないので10時から11時ぐらいのヴォリュームで、なんとか聞けるレベルのソフトをあれこれ探っていたら、会場側から「音量をさげてくれ」とのお達しが。ひえー。おまけに事前の準備時間も足りず、セッティングをつめきれない。

 そうこうするうち時間が来たので開場。広い会場がたちまちお客さんで埋まり、そうすると床鳴りが多少押さえられ、吸音効果も出てきて、リハのときよりは少しはマシな再生音になった。しかしそのぶん、体感的な音量レベルが落ちて、再生音はますます「爆音」からは遠ざかる。うーむ…

 しかも中低域のまとまりのなさは変わらず、一番期待していたコーネリアスはあまりに再生音がプアで、途中で試聴中止したほど。PILやエイフェックス・ツインはまあまあいい音で鳴っていたが、レディオヘッドもメタリカも到底満足できる音ではない。おまけに聞き進むうち、途中で頻繁に音(とくにウーファーからの)が途切れるようになる。最初はスピーカーがとんだのかと肝を冷やしたが(なんせ何回も前科があるので)、どうやらパワーアンプ(LINN)が「過大入力」ということで保護回路が働き、一時的に信号を遮断していたらしい。そういえばいつぞや和田博巳さん宅で爆音リスニングパーティーをしたときも、同じような現象が起きたことがあって、そのときもパワーアンプはリンだった。リンはとても音楽的で美しい音のするアンプだけど(私も使ってる)、その瀟洒な外観から想像つくとおり、室内でおとなしく聴く人向け。こういう乱暴な用途には向かないということだろう。アンプやプレイヤーの選択はオーディオベーシック編集部と広瀬さんにお任せしたのだが、今回のイベントに限っては、多少音はガサツでも、クレルあたりのアメリカン・ハイ・パワー仕様のもののほうがよかったようだ。

 そして1時間半という時間はやはり圧倒的に短く、もっていったCDのごくわずかしかかけられず。ダムドもビョークもレッチリもクリス・クラークもシネマティック・オーケストラもコンヴァージもジス・ヒートもジョイ・ディヴィジョンもフィッシュマンズもピクシーズもバトルズもガスター・デル・ソルもビッグ・ブラックもかけられずじまい。最後に広瀬さん持参のゆらゆら帝国で盛り上がって(これも保護回路のおかげで中断したけど)、最後にニルヴァーナでもかけるかと思っていたら、主催者から、もう終わりにしてくださいと言われショボーン。なんだか実に尻切れトンボな、冴えない終わり方になってしまった。

 なんとも不完全燃焼な1時間半。もっと会場は狭くていいから、ちゃんとそれなりの防音・調音対策を施したハコで、それなりのアンプを用意して、セッティングもじっくり詰めて、もう一度リターンマッチしたい!!! そんで時間は5時間ぐらいやりたいですねー希望の方はオーディオベーシック編集部に要望してください…としゃべってはみたものの、小さなハコで5時間ぶっ通しで爆音で、って、それ、クラブってことじゃんと、あとで知り合いに指摘された。そりゃそうだよなー。悔しいけど、爆音度も音の良さも代官山AIRはおろか中目黒のOVOや渋谷のマイクロオフィスあたりにも全然かなわなかった。もちろんそういうハコの音はクラブ・ミュージック向けに特化してるし、聞くというよりは全身で浴びて踊るためのものだから、広瀬さんがかけたようなキング・クリムゾンやボブ・ディラン、あるいはコーネリアスみたいな音源が最上の音で聞けるとは限らないし、ホーム・オーディオにはホーム・オーディオなりの良さがある。だからできればオーディオメーカーが使っているような広めの試聴室で、10~20人ぐらいのお客さんを集めて、もう一度やってみたいという思いは強く持った。

 司会進行としてもちぐはぐで、「セミナー」と銘打っているわりには役に立つ話はいっさいできす。いくら無料イベントとはいえ、わざわざ遠方からきてくださった入場者の方には本当に申し訳なかったです。なにより私が悔しい。リターンマッチがしたいなあ。

 最後に、事前になんの打ち合わせもなかったのに突然指名してしまい、それでも快く壇上にあがってもらってコメントまでしてもらったクラムボンのミトさん、すいませんでした&ありがとうございました。

 それにしても悔しい… 

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コメント

はじめまして。
ロックを大音量で聴く事でストレス解消になりました。
全身で音を浴びるっていいですね。

あと、CDプレーヤーを操作するお二人の姿と客席の自分の関係性が、
「友人の家で『オススメCD』を聴かされる感じ」がして、
ちょっとおもしろかったです。
何というかお二人から『この曲、どう?』って言われてるような気がしました(笑)
ニルヴァーナ聴きたかった…。

投稿: LikeThis | 2008.02.24 13:23

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