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2009.12.20

■ありがとうございました。そして新イベント。

◎bug III ご来場ありがとうございました。動員はちょっと厳しかったけど、久々にちゃんとしたハコで、大音量でみんなのプレイを聞けて楽しかったし、いろんな人と交流ができて良かった。

●私はDJ用PCを買い換えて最初のプレイ。当方のミスもあり、トラブル続出。前の出番の★コウキ★君がダムドできれいにしめてくれたのに、こっちの準備が整わず、無理やりひきのばしてもらったりして、迷惑をかけてしまった。申し訳ない>>★コウキ★君。

●その★コウキ★君のプレイはハードなオルタナ系ロックのセットだったけど、もう格が違うとしか言いようがない凄みのあるプレイ。音がバキバキに立っていたし、アガり方も尖り方もハンパではなく、フロアで聞いていて、とてもかなわない、これ以上アゲるのは無理と悟り、ジミ~にBPM115ぐらいのゆるーいテクノでスタート。しかし実質持ち時間40分ほどのプレイでは、盛り上げきれないまま終わってしまい(本来なら2時間ぐらいは必要)、あとで古い友人の北岡に「じらすだけじらしてアゲないのはどういうことだ」と怒られたorz でも地味なクリックとかミニマルとか、大音量になると音の表情が変わるね。気持ちがいい。

●私のあとの杉田元一先生が、じつに味のある気持ちのいいテクノ・アンビエント系セットで、これまたオレにはできないプレイ。さすが元札幌のカリスマDJ。参りました。

●ほかのDJのプレイも充実してたし、いずれまた、こういうチャンとしたハコでやりたいけど、とりあえず次回はラウンジ形式で、2月開催です。24noさんがいつもものLazy Worker's Barを確保してくれました(何日だっけ?)。詳細はまた改めて。

●とりあえず年内のDJはこれで終わり。でも新たな秘密兵器も導入したりして、はやく次をやりたい。ご用命あらばどこでも出向きますので、よろしく~~。

◎翌日はライター講座忘年会。久々にみんなの顔が見られて楽しかった。体調不良であまり飲めず、最後までつきあえなかったのが残念。誕生日プレゼントもありがとう。

◎さて、新年から新しいイベントを始めます。1/13(水)20時~23時@渋谷バー・イッシーhttp://www.bloc.jp/barisshee/で開催決定。パートナーは洋楽サイト<a href="http://www.tmq-web.com/" target="_blank">「とみぃの宮殿」</a>の主催者で、音楽情報サイト「ナタリー」の敏腕記者でもあるとみぃ君です。

●内容は、洋邦を問わずそのつどの新譜(ロックおよびその周辺が中心)をかけまくる、というもの。毎月膨大な数が送られてくるサンプルや、大量購入する輸入盤のたぐいが、ほとんど満足な紹介もできず流れていってしまう現状をなんとかしようと思っていたんですが、このイベントがそのきっかけになるといいなと。踊らせることが目的ではない ので(もちろん踊ってもいいんですが)、ふだんのDJではかけにくいような静かな曲や長尺の曲などもまじえてプレイしようと思ってます。原則として、旧譜 はかけません(話題のリイシュー盤などは別)。平日の夜、終電で帰れる時間帯で開催なので、学校や会社帰りに気軽に立ち寄ってもらえれば。月1回、第2、第3水曜あたりで開催を予定しています。DJは私ととみぃ君、それから毎回ゲストをお招きする予定。詳細は後日また!

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2009.12.18

■bug III Year end Special

ここにはいちいち告知していませんでしたが、渋谷の小さなバーで、隔月でこじんまりとしたパーティーを開催しています。たまたま今回ある事情で、ちゃんとしたダンス・フロアのある感じのいい小バコが格安条件で借りられたので、クリスマス・パーティ/忘年会代わりに、ちょっと盛大にやってみることにしました。

Bug20091218

 

●bug III Year End Special
12/18 (金)22:00~all night
@渋谷 NO STYLE
http://dp43053767.lolipop.jp/ns/index.html
チャージ:2000円1ドリンク付
DJ:小野島 大、24no
Guest DJ:★コウキ★、久保田稔人、TKD、tag、Zodiac、杉田元一、もりしま、ゑ

 いつもDJの顔ぶれやテイストはバラバラですが、今回はDJが多い分、よりはちゃめちゃでなパーティーになるかと。忘年会帰りなどで余裕のある方は、ぜひお立ち寄りを!

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2009.12.14

■ソウル・フラワー・ユニオン@恵比寿リキッドルーム

 先週土曜日(12日)のソウル・フラワ-・ユニオン@リキッドについて。素晴らしいライヴだったが、現状の限界も見えた気がした。、限界というよりは、現状の方向性で行く限りの功罪と言ったほうがいいかもしれない。脂ののりきったバンドの充実した演奏で、最高といえる内容だったとは思う。だがその一方で、どうも微妙な違和感を禁じ得なかった。なぜかといえば、あまりに女性客が少ないのだ。以前彼らのライヴを見たのがいつだったかはっきり覚えていないのだが、そのときと比べて明らかに少ない。女性客が減ったおかげで、会場は異様に男濃度が高い。

 なぜなのか考えたのだが、要は今のソウルフラワーはほとんど100%「男性原理」で動いているからではないか。「男性原理」という言い方がきつすぎるというなら、今の彼らの音楽には、女性たちが入り込むような「余裕」「余白」といったものが少ない、と言ってもいいかもしれない。どこかで彼女たちを許容し、その中で遊ぶことを許してくれるような「甘さ」「弱さ」「スキ」がない。要は今のソウルフラワーはあまりに男性的でありすぎ、立派でありすぎ、強すぎるのである。その男性性とは、ケンカの強さとかマッチョ体格とか不良っぽさなんてことではない。ソウルフラワーの男性性とは、<論理>であったり<正義>であったり<正論>であったりする。

 彼らの音楽には、良くも悪くも、含みが少ない。言っていること、演奏している内容がその表現の大半であって、それ以外の余白、つまり聴き手の想像力を膨らませる余地が、ほかのアーティストに比べかなり少ないと感じる。その「想像力」とはつまり「妄想」でもあって、彼らの音楽は妄想を膨らませたり、妄想の末に誤解してしまうような(そのことを許すような)曖昧さがなく、つねに明快で、直接的で、論理的で、わかりやすい。彼らのようなメッセージ性の強い表現は大なり小なりそうならざるをえないと思うが、それになじめないリスナーもいるだろう。それが女性客が減っていることの原因なのかどうかはわからないけれども、無関係ではないと思う。

 もちろん、そうしたソウルフラワー(主に中川敬)のキャラクターは今に始まったことではない。だから私が痛感するのは、伊丹英子の不在である。彼女の存在は、やはりことのほか大きいと、この夜痛感した。彼女には、中川の強力な「男性性」を中和してなお余りある「女性性」を感じる。別な言い方をすれば、彼女の存在は懐が大きく余白がたくさんある。もちろん上村美保子も素晴らしいアーティストではあるのだが、中川の引力圏内にいるアーティストと感じる。だが伊丹は中川とは違う宇宙があって、それが中川の世界と、時にぶつかりあい時に混じり合うことで、唯一無比のソウルフラワーの音楽ができあがったのだと、今更ながら痛感したのである。

 女性でもないお前になにがわかる、という声もあるだろう。また、女性がそういうもんだと決めつけるお前の態度は女性蔑視だ、という人もいるかもしれない。だが音楽性がさほど以前と変わっていないのに、いやむしろ技術的にも音楽的にも進歩していると言っていいのに、なぜ女性客が減ったのか、私なりに感じた仮説が以上である。もちろん女性客が減り、相対的に男性客の割合が増えること自体は、良くも悪くもない。現在のバンドの方向性がそうだというだけの話で、それを是とするか否かは、好みの問題でしかない。ただ現状のままいけば、ソウルフラワーの音楽は今後大きく広がっていくというより、よりカルティックなものになってしまう可能性がある。中川がそれでよしと思っているのなら、これ以上言うことはないのだけれど。

<追記>
 twitterで、特に最近のソウルフラワーの女性客が減っている印象はない、という意見を複数いただきました。しかし「女性客の減少」は、この論の前提というより、とっかかりだと考えます。つまり「女性客の減少」という減少がなくても、上記の論は成り立つと考えます。

 

<追記・2>

私のtwitterアカウントには、この文章に寄せられた感想などがRTしてあります。ご参考までに。http://twitter.com/dai_onojima

 中川敬にはこの二階堂和美の祝島ライヴの映像を見て欲しい。きっと何か感じるものがあると思う。

http://blog.shimabito.net/?eid=900489

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